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京都(57)

2013年9月20日

昨日、大学の図書館で1冊の本を借り、さきほど読み終わった。

ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 著者 山本紀夫

著者はじゃがいもが好きなんだなと感じさせられる文章だった。私自身、「~がきた道」という話に興味を持っているためか非常に読みやすかった。読んでいるとなんとなく、今西錦司や中尾佐助に似た雰囲気を感じていた。そんな雰囲気を感じながらあとがきまで読み進んだとき、この山本紀夫氏は中尾佐助の著書である「栽培植物と農耕の起源」を読んだことがきっかけで修士課程に進み、南アメリカのアンデスに長期滞在して研究を行うようになったと述べていた。

「栽培植物と農耕の起源」という本は私も読んだことがある。読むきっかけになったのは、愛媛大学時代に知り合ったある教授(当時は准教授か)にすすめられて読んだ何冊かの本のうちの一冊であった。その教授は現在所属している研究室の長とも学生時代からの友人だということで、「あそこに入るなら、これくらいは読んどけ。」という調子でたくさんの本を勧めてくれた。

ジャガイモの話に戻るが、日本にジャガイモが入ったのは江戸時代であり、インドネシアのジャカルタからオランダ人によってもたらされたようだ。インドネシア国内でジャガイモを栽培している地域が多いのかというと、そうでもないように思う。実際に、ジャワ島を車でまわったときもサツマイモこそ見かけたが、ジャガイモを見たのはDieng高原という高地のみであった。Dieng高原では、何種類かのジャガイモが栽培されているようであった。赤い皮のものもあって、アンデスはこんな雰囲気なのかなと思わせるようなヒンヤリと空気が乾燥した地域だった。

この本のなかで、ジャガイモは栄養価に富むと書かれていた。二個でビタミンCが一日分摂れるらしい。水分が80%を占めているのでカロリーも対して高くないようだ。アンデスの人々は1食で1kgを消費するという。驚きだ。ジャガイモ1kgなんて食べられない。それは無理だが、ジャガイモを少しナメていたと感じさせる1冊であった。

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